2020年のオリンピックを迎えるにあたって、サマータイムの導入を議論するとのことであるが。
議論そのものを封殺するのは、ファッショとなるので議論自体は結構である。
しかし、わたしは結論として大反対である。理由は後で述べる。
該当インタビューで馬鹿(馬鹿は差別語ではない。詳しくは『全国アホ・バカ分布考 はるかなる言葉の旅路』新潮文庫を参照されたい)が「通勤時間が早くなると電車が空いてていい」とか言っていたが。
日本全国、通勤時間が早くなるので、電車の混雑状況は変わらないのだ。
サマータイムによる睡眠障害の弊害もあるらしいが、医学に関してはまるっきり門外漢なので、まぁ置いておく。
わたしの見える範囲でいうと。
インフラで言えば、ガス・水道あたりは置いておくとして、電気・電話は時間帯によって料金体系が異なっていたり、ピークを想定している時間があるので、料金体系や運用に関して大きな影響があります。
交通機関は、すべて影響があるわけで、時間帯によって、一方通行となる個所や信号も影響が出ます。
もちろん、銀行ATMなどの時間帯もすべて移行するわけで・・・。
ラジオ・テレビ・新聞・・・マスコミ業界への影響もものすごそう。
それに対して、コンピュータ関係でシステムに手直しする作業が。今から2年では圧倒的に時間が足りないのだ。
2002年のみずほファイナンシャルグループの大失敗どころの騒ぎではないことになります。
コンピュータ業界は、今や圧倒的に人手不足なのですよ。
いま、コンピュータを目指す若者は、ほとんどがウェブかゲーム業界に入りたがっていて、インフラを担当する若者なんか数少ないのですよ。
大物ぶった政治家が思いつきで言うのは構わないが、きちんと議論して「やっぱり無理だわ」に落ち着いてほしいものです。