つきあいのある会社のおそらく最も若い部長と話していた。
彼は、比較的優秀であると評価されている。
彼がぽつり「技術的な知識は教育で教えていくことができるけど、技術的センスっていうのは教えようがないんですよね」。至言。
その通りなのである。
野球センスがないものがプロ野球選手にはなれないなどと極端な話でなくてもよい。
味覚音痴が、シェフにはなれないし、食にかかわる仕事について欲しくはないのだ。
それは、教えようのないことで。センスを得るメカニズムというのはまだ解明されていないのではないか?
センスというものは、生まれてから、ある一定の期間になんらかの形で、習得していくものではないかと思っている。
人にはそれぞれの個性というものがあって、センスはその中でも大きなもののひとつと考えてよいと思う。
センスのない人がその職業に就いた場合、あわれである。
早く、自分にあった職業に転職することをお勧めする。